2010年05月28日
鮎2009 10 栃木県那珂川
あくる朝、「穂先もしかしたらあるかも」と、探しに前日の場所へ向かう。
強い金属糸なので、竿がくっ付いたままかもしれないと、へんな期待を持ち、
秘策を持ってポイントへ!
どうだいっ!いい竿だろう(笑)
川岸で拾った、どうやっても折れそうもない竹棒を竿に、玉つけて糸を探ってみる。
仕掛けは2.5号フロロと使用済みチラシをつないで、ブン投げた!
一体なにをする気?
キタッ!
何が?
無数のごみと、上流で壊れ流れて、底の大岩にひっかがったジャカゴ針金
やーめた。ハッハッハ~
ここはやっぱり手を出さない方が良いようです
とうとう竿が1本になってしまったので、静かに泳がせ釣りでもしようと、
上流の黒羽地区へ。
又左が嫌いなポイントである・・
ただ優しく釣りをするならばここら辺しかない。もう竿は折りたくないのだ
有名釣具屋にておとりを購入。おばちゃんに会うのもしばらくぶり。
サービスよく元気にやってます。
「最近どう」聞くと、「昨日橋の上下で35匹上がったよ」
ハハハ・・昔良く聞いたフレーズだ。
「どうもっ!」 釣り場へ向かう。
場所は超有名 「町裏」 最近はこの地域すっかり近寄らなくなった又左。
相変わらずの雰囲気である。にぎやかで良いのだが何もかもが人工的。
たくさんの放流量。釣り人も大勢。まさに鮎釣堀の地域。釣り大会も良く行われる。だからつれると勘違いして更に人が大勢来る。
そして一番人を呼ぶのがガセネタだ。
又左が鮎つりを覚えたのが那珂川だが、本質の情報を見抜く力を育ててくれたのも那珂川。 鮎つりを始めた当初この情報と言う物に良く惑わされた。
大きな川の地域には、川漁師が存在することを忘れてはならない。
漁師にとって釣り人は遊び人、良い情報は漁場を荒らす原因。
地方へ行くと強く感じる事は、鮎なんて釣る物じゃなく捕る物。
投網やコロガシでたくさん捕ってナンボ。
だからそういう地域の人々や漁協が一々釣り人の為に教えるはずはない。
「今日は何匹つれた、仕掛けは、大きさは、ポイントは」などと
細かい事を教えてくれるのは、熱心なおとり屋、釣具屋位なもの。
その情報だって、下手すれば眉唾物。
逆にいっぱい釣れた人は一々釣具屋になんか教えない。
昨今の情報は半数が予想である
鮎釣り人の経済効果は覿面で、魚券、旅館、食堂、コンビ二、おとり釣具等、各方面から来ては金を運んでくれる。
それが鮎不況の年は、その地域の人にとって死活問題に発展。
だから、多少のガセネタは大目に見てあげましょう(笑)
情報を見抜く力、川見をする力、色々教えてくれたのがまさに那珂川なのです。
つづく