2010年05月28日 02:31
なんだかあちこち川見、移動しながら釣りしたので、時間はすでに2:00近い。
竿も折っちまったし、強瀬抜と硬中硬の竿しかない。
そしたら迷わず強い瀬で釣るのが激流鮎師の選択。
那珂川特級の激流
烏山を後にし上流小川地区へ。目指すは那珂川特級の爆流。
普通は誰も竿を出さない。恐ろしいほどの波である。竿の抵抗もかなりの物。
だから大アユがいるのだ。
但し、アユをかけたとしても、ほとんど取れない魔の激流。ここにはとてつもない怪物がいる。
実際又左も掛けた事は何度もあるが、過去27cmのアユ1つしかとっていない。
15号のおもりでようやく怒芯に入るが、浮いた大岩、流木その他のごみが相当引っかかっている為、重い錘はたちまち引っかかる。
そして太糸を使っていた日には仕掛けを切ることも間々ならず、激流の中、泣きが入るほど二進も三進も行かなくなる
那珂川で一番危険な瀬かもしれない。それ故完全武装で、流された時の泳いでたどり着く避難場所確保等、イメージトレーニングを十分にしてつりに向かう。
下流はドン深の瀬
なんだか又竿折りそうだな?
少々引っ込み思案。
ここまで来たんだからやってやろうじゃねえか!
気合を入れるものの、
「普通はこんなところ誰も手を出さないよな」
独り言つぶやきながらおとりを挿入。
心の準備もしていないうちガガガガガガ
やべぇ!もう掛かっちゃった!
すかさずアユを浮かせなければ根がかって大変。
と、思っていても案の定訳の分からない物に引っかかって動かなくなる。
おとりと掛かり鮎が水中でブルブルブルブル動いているのが良くわかる。
だけど何か紐か?針金か?竹の枝か?わからないがブヨンブヨン取れそうで取れないのだ。
やっちまった。
つまみ糸辺りが絡んだらしい。そのうち
プチ
あーあー
とにかく忙しいつりだ。
危険な場所なので常に足元を見て、おとりが根ガからない様に竿を注意し、何時アユがかかっても良い様に、常にベタ上竿にしっかりかまえ、溜め針掛かったらテンションをかけながら瀬の中を流れに負けないように走り下る。
ここでは激流師のポリシーである、一歩も下がらないでアユをぶち抜く事は不可能。下がらないと竿が折れる。
仕掛けを整え再チャレンジ。
今度は掛かったら一気に走ってやるぜ!!
なめんな那珂川!!
完全に格闘技モードに突入!
スーッとこの爆流におとりをもぐらせる。
「コカッ」
ん?
気持ち上流に引いてみた。掛かってもおとりと一緒に泳いでる時があるので探りを入れる、
途端、お約束のガガガガガガガガガガガガ
ヨオシ!今度は絶対取ってやる。竿を溜め込みテンションをかけながら走り下る。
足元が危ない!気持ち緩んだ。ら、最後!
根がかった!
またも枝か何かのようである。どうやっても取れない。竿の負担も強烈だが、ダイワで一番丈夫な竿「硬派・剛だ!」(今は新種があるが)
負けねえ!取れろっ!
メリッ!??☆ドプワ~ァ~
この世の音ではない音がした。
また折れたのである・・・
今度は穂先2番当たりが流れていった・・
縦に裂けて先がスッポ抜け
ウオーッ!
コノショウブ完敗である
次の日にある秘策を練った又左だった。
穂先が沈んだポイント
つづく