2010年05月28日 02:30
ウェットスーツに竿と荒瀬
今日はこの竿のデビューだいっ
激流でやってみるぞ!
30cmは減水しているであろう瀬、いつもより波の大きさが小さい。
それでも入っていくには相当覚悟がいる。
一本瀬に入る時の注意は、流された場合、どこまで流されて、どこら辺で泳ぎ、帰るかという事を常に考えておかないと、どんぶらコ、どんぶらコと何時までたっても流される。帰る気力がなければ海まで行っちゃうので注意(笑)「日本海側は本当に(姫川河口とか)海まで流されるよ!」
新しい相棒ドラゴンフォース荒瀬10m
どんな釣りになるか?寝むたいまま、このポイントまでおとりを担ぎ来たので少々息が荒い。それでも目の前の荒瀬を見たら急に目が覚め、やる気モードに!
荒瀬はどこでも釣れそうだが、他の釣り人が入っていれば中々そうは行かない場合が多い。川の中で最小限にエネルギーを使い、効率よい釣りをする為、川に入る前にポイントをいくつか決めておく。
たとえば「まず瀬頭で1匹とったら奥の波筋、何本か取ったら引いて手前の石頭、裏、その筋、下りながら白波が消えたあたりで休憩」
こんな感じで決して無理はしません。流芯に行き過ぎて、その川底がすり鉢になっている激流は要注意!帰る耐力気力を残しておかないと戻れなくなる。
拙者又左は1度経験済みで300mほど流された事があります。少々水も飲みましたが泳ぎは得意なので生還しました。面白い釣りも御通夜行きにならないようにと常に心がけています。又左は簡単に書いてますが激流釣り、実はめちゃくちゃハードな釣りなのです。
激流は おとりもなかなか入らない
さてと、仕掛けやらおとり缶を水につけるやらで準備して、10:40あたりに釣り開始、まずはドラゴンのデビューだ。
あれ?また水が減ったか?そんな気がしながら最初の瀬肩へ
おとりは最高だ。いれば一発。
0.2の金属を張り10mの仕掛け。重りは鉄糸なので軽めの2.5号に鼻カンつまみ周りは1.5号通し。針はチラシ8.5号ハリス2号。普通はそうは切れない仕掛け
がっチューン!!
待ってました待望のヒット。さあ、この竿どんな調子か
さすがに10mは重い。が持ち重りはしない。針に乗せたのを確認しながら竿を立てると、はるか遠くでおとりと掛け鮎が暴れている。最初からいい型だ。
ずトーンと鮎2匹遠くから飛んできた。振り子抜き、帰ってきたのをつまみ、タモのなかに。中々いい竿だ。だがタメ本領発揮と行かないうちに抜けた感じがした。
さすがに10mは長い。
気が付いた事は9mより2m長くなる事。竿1m仕掛け1mおとり操作も難しい。しっかり竿を持っていないと釣りにならない。激流釣りが更にハードになった(爆)
更に強瀬へおとりを挿入。
ぅわーン!来ましたよ!でけぇなこいつ!今度は竿がしなるのが分かる。
パワーはある竿のようだ。鮎はまだよらない。流心から引きずり出してやろうとがっちり竿を持ち、浮くまで粘る。流れからはずれ、 段々よってきた。
24cm強。良型のあゆ
調子がいいうちにドンドン行こう!大波の流芯へおとりが入った。
がっ! ひゅるヒュルぃと糸なりと共に下流へ行こうとする。がそうはさせない。
こっちも一歩も引かず竿を立てる。抜きの感覚がいつもと違うのが気付いた。
普通竿の角度60度ぐらいで抜くのが、こいつは元竿辺りが棒のように硬いのであまり寝かしてはダメのよう。
体勢を立て直そうとがっちり竿を持ちジワジワと起こす。
ふわ~ まさか?!
高切れた!うぶな0.2張ったばかりなのに、とんでもない辺りから切れている。
こいつは鉄は0.3から使おう。いったん上がり、フロロ0.6通しで再度チャレンジ!
減水で優しくなったポイント
重りは3倍の2.5号3個。強い瀬は5号2個、それでも沈まない場合は7号2個つけて、
がっ ブーン がっブーン と8本連続で良型をぶち抜く。
腕が変な痛みが出始めた。体は正直だ。一休み。
おもしれー!鮎釣り最高!生きてて良かったと実感。
ぬるい午後の紅茶ミルクティを広い河原ピーカンの青空の下で飲む。うまい?
本当なら冷たいお茶かビールと行きたい所、間違えて持ってきた(笑)ミルクの甘々、でも喉が渇いているので秒速で飲んで再度チャレンジ。
が、最初の瀬肩がザラ瀬に変わっている。30分前と違う。目に見えて分かるのだ。
何なんだ?白かった大きな波頭もなくなった。水が更に15~20cmは減った様だ
こういう現象、渓流や小河川は鉄砲水の前触れでもある。
気持ちが悪いが、再度チャレンジ。
ところがほんの数分前とは違い、ぜんぜん掛からなくなった。
つれないと10mの竿は更に重さを増すようだ(笑)
さすがに腕が痛くなったので9mの剛に変える。減水したので全然9mで大丈夫。しかも、ものすごく軽く感じる。
ようしもう一回!
あら?全然掛からない。疲労もさながら熱さもピークに達し(この日、梅雨明けの発表)陸上がりとした。
数は出なかったが天然の良型鮎
13:30とまだ早いので折角だから川見をすることに。(次のつりにつなげる為、非常に大事)
上流は想像が付くので、那珂川下流域へ行ってみた。
有名名勝 大瀬のやなまわりへ。今週末には完成するようです。
ここは泳がせの楽しいポイント。いいときは50匹前後と楽しめるが、今は良くないようだ。しばらく見ていたが釣り人の竿は曲がらなかった。
15:00遅い昼食を摂る。
観光地なので値段は大雑把だが、美味しいうな丼を食べ、休憩。
ここのやなの食堂、昭和の雰囲気たっぷりロケーション最高。いい所です。
平日3時頃はさすがに人は少ない。おかげで少し昼寝が出来た。
更に栃木・茨城県境辺りまで行ってみた。
車を走らせているうちに分かったが、減水した理由として、田んぼの用水に川水があちこちで使われたのであろうか?上流の那須は相当な田んぼがあるので水を張るこの時期、雨が降らず一斉に水をひけば川水も減るだろう。
このまま、日照りで雨が降らずにいれば、この先那珂川は良くなりそうもない。
鮎はいっぱいいるんだけどね・
最後の地点で那珂川不調を実感した。ものすごいアカ腐れである。
去年の鮎納竿時に見た時は、ものすごくへちに鮎がいて盛んにコケを食んでいたが、今はそんな光景想像もいつかないほど川底が汚れている。
こういうときは強瀬・荒瀬に鮎が集まるのだ。
pm4:30 どうしても気になった場所があったので、再度やってみることに。
とにかくアカぐされがひどすぎる。大水3回でようやく綺麗になるかってところか?
流れの太い流芯を攻める。
きた。20cmぐらいが瀬掛りだ。返しぬくと、この鮎は生きが良いのですかさずおとりに、その後3匹とって、4匹は中途半端だから後一匹つったら帰ろう。
そういうときに釣れない物である。
30分以上経ったか?理想的なポイントで 「ガガッツン」
ぶち抜くと、見事な背掛で良型なので満足し納竿とした。
朝7昼10夕5で22匹。数はそこそこだったが、型が先週よりも一回り大きかった。
減水に続き減水。アカぐされも相当でこの先の那珂川が心配だが
竿のテストも兼ね、十分満足な釣りが出来ました。
今回の型物
今年は鮎の型が良いです。僕も負けずに鍛えねば!