キツネにつままれた?!川辺川
大きなクーラーBOXをオトリ用に改造
コイツを飛行機で運んだから
重量オーバーだったのだけど、
おかげでオトリも元気!
川に浸けるより、かえって元気になる
さればあとは場所選び!(腕もあるけど)
最高な場所を見つけた。が、川へ下りるところがない・・
しょうがね~上から泳ぐか?
でも帰りが大変そう・・
まずオトリ持ってしばらく歩く。
いくら元気なオトリも20分も歩けばひっくり返る
たどり着いたところは発電所排水口。ここを超えなければお目当てのポイントにたどり着かない。
また20分かけ、蓮鷹と名づけた(笑)車へ戻る。
幸い水没したIphoneも行き帰って、GPSが使える。
細道が右岸にあったのでそこから川に降りることに。
やっとお目当ての瀬頭へたどり着く。
ここでつれなきゃどこで釣る?位の
浅からず深からずの、大アユに最良な瀬だ。
♪~乾杯、今君は・・いや違うこの歌忘れろ
今日こそ完敗しないんだから(笑)
♪~アユ、アユ、フフフン~大アユ~♪
鼻歌歌いながら仕掛けをセット。
硬派剛に複0.15で挑む。針はもちろん大アユ仕様ハリス3号!
このくらいの瀬は、玉いらねーや
スーッとお目当ての波に泳がす、とたんに
ガ・ガ・ガ・ガーン
ジャジャジャジャ~ン~♪(byベートーベン)
この身震いする、刹那的な格闘がタマンネ~
ブッコ抜きは今回の釣行で封印したので、慎重に浅瀬に寄せる。
27cm前後のまたも、美しく旨そうなアユだ。(写真取りたかった~)
幸先いいな!まだ攻めてない波だらけ。ここで5本ばかし取っちゃおうかな^^
今回ハナカン周りは手返し良くする為、フック丸環を使わず、自動式に。
荒瀬パーティーの始まり!
しばらく、釣りアユに見とれて、
元気なうちにハナカンを通し、次なる狙いへ。
スーッと下から泳がせ、静かに引き泳がせると、
泳ぎが止まる。
モゾ、ゴン
うわわ、大アユの当り方!
今度は取ったるで~!!
竿が満月のようにしなる。
しなる、
しなる、
まだシナル、
シナリすぎだろ(笑)
なんかヘンだな?根ガカリか?
大アユは掛かっても、まるで根ガカリの様に寄らないときがある。
でも少しずつ上がってくる。
「おおっやっぱりアユか?」
ガクン、ん、
またガクン。
何なんだ?
段々と寄るがそれ以上寄らなくなった。
試しに竿を止めてみる・・・
正真正銘の根ガカリだ!
何をやっても取れそうもない。何か仕掛けに引っかかってる様子。
これは取るの大変だぞ。
反対岸に行かないと無理だ。
「あんな旨そうなアユ、埋めるわけイカね~」
荒瀬で竿を張りながら、反対岸に何とかたどり着く。
そして糸を手繰ると、
「コロガシ仕掛けが上がってきた」
こんな浮石だらけの荒瀬 コロガスナ~!!(笑
幸い、糸も切れず、オトリも付いている様子。
「まったく考えられ~や。誰だこんなの引っ掛けやがって(ブツブツ)」
やたら針が付いたコロガシ仕掛けを、ブツブツ言いながら手繰ると、
もっと考えられないことが・・・
あっ、?
あああ、
アアアアア~
アユが入れ替わっている
さっきの美アユが居ない。
仕掛けについているのは、
先行者の物と思われる、
何度もチバリがケツ差になった跡のある
ボロボロのアユが~
☆?#$%&(#
一体何が起こったか。
よく見ると自分の仕掛けのハナカンに、コロガシ針が絡んでいる。
これが旨く、オトリアユの自動ハナカンを外し、
代わりに、誰かが同じようにコロガシ仕掛けに引っ掛け、切ったのが付いていたのだ。
まるで究極のマジックショーを見ているようで、
キツネにつままれた思いだ。
あまりにも不可解な出来事にしばし呆然。
「だから自動ハナカンは嫌いだ」
しかも、根ガカリ回収のため、散々場を荒らしてしまった。
戦意喪失しながら下流のトロ瀬へ移動。
何だか泳ぎが悪い。トロはまず泳がせないとアユを掛けることが難しい。
しばらく休ませ、更に下流の大渕の落ち込みに。
何度も攻めるが反応なし。
それならば、キツイ流れへ玉を付け、最後の手段、
どうだ!これでかからねーか?
「カチッ」
ん、何の音だ?
その瞬間、腰周りが軽くなる・・
と、同時にタモが前へ流れる。
流しダモに出来るようにしてあるので、
目下にタモが流れても、何の不思議もなかったが、
どこまでも流れていく・・・
あっ!ベルト外れやがった!!!
またも、ドタバタ劇の始まりだ!!!
急いで下流へ行こうとするが、深い深い大渕の頭で釣っていたので下れない。
引き舟は浮くので何とか回収できたが、タモベルトは深い淵の底に沈んでしまった・・・
この時点で、もう釣りの気力は薄れ、引き返すことに
頭の中で
谷村新司バージョンいい日旅立ちが・・
♪ああ~日本のどこかに~♪
私を 待ってる アユがいる~♪
夕暮れの日差しが又左を慰める。
まだあと2日ある、こんなことで諦めない又左なのでした。
つづく
更に恐ろしいことが待ち受けているとはこのときは思っていなかった。
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